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地図から消えない在所

滋賀県では、1月1日、能登川町と蒲生町が編入合併し、新「東近江市」が誕生した。
何やら合併だらけで、どの町と、どの町が一緒になったのか、すでに訳が分からなくなってきた。
名残ある永源寺町という地名は、事実上すでに消え去っているが、越渓橋を過ぎた場所に「九居瀬」の標識があり、いつ無くなるのかと思っていたが、今も健在で、なぜか九居瀬・茨川といった人の佇まいの無い在所が今でも町として名が残っている。実に面白い事である。

石榑峠のトンネルバイパス工事も完成すれば道が広がり、交通の便は格段に上がるであろうが、佐目町の辺りから愛知川沿いに行く道路を走り、奥永源寺へ入り込むと、市街地とは違った何とも言えぬ心地よい風情が広がり、心が和んでいた。この風景が変わり映えしてしまうのは、少し惜しい気がする。

その奥深い山里(箕川・蛭谷・君ヶ畑)も今年は例の大雪のお陰で、市も総動員して除雪作業に乗り出すほど大変なようである。箕川町は僅か十六世帯、大半が御年配という事になれば、とてもではないが手は回らない。山里の暮らしも輿が削られる。



投稿:Blue-river | January 14, 2006 12:01 AM

感想