職務質問?

今年、二度目の山釣り。
五年ぶりに入渓した谷は昨日の雨の影響で水量は多めでした。
この谷を歩く時は不思議と雨後か雨の最中ばかりです。
その昔、雨に関して様々な逸話の残る谷ですが、水量豊富な谷の情景は実に素晴らしく、美しい小滝群が断続的に立ちはだかり、釣り人の心をくすぐってくれます。

午前中は小雨もぱらついていた事もあり、鈴鹿名物、山蛭さんは、かなりのお祭り騒ぎでした。
相変わらず魚影は薄いものの八寸クラスのアマゴを三度も取り込む寸前でバラしてしまい、残念でなりません。イワナと違って神経質の雨女魚さんは、当然ながら二度食いは一切致しません。
この日はバラしが多く、また醜いほどの蜘蛛の巣がイワナ、アマゴとの戯れを邪魔し続け、仕掛けを何度作り直したか数え切れない程。
おまけに源流域まで谷全体的にヌメった苔の岩がかなり多く、アクアステルスの沢靴では、まともに歩く事も出来ず、心の洗濯も出来ましたが、少しストレスも溜まった一日でした。

山釣りを終え、車に戻って着替えていると、政所派出所の警官が軽の四駆で通りすがりに声を掛けられました。

警官:山歩きですか? 今から?
私 :いやいや、今戻って来たところです。

警官:よく来られるんですか?
警官:平日がお休みですか?

私 :ええ、随分以前から、通ってますよ。

警官:どのくらいのペースで?
警官:毎週?二週間に一回くらい?
警官:大阪ですか?

私 :最近は少し回数は少ないですね。

警官:最近は車上荒らしや、山での事故が多いので、また何かあったら協力して下さい。
警官:お名前を教えていただいてもいいですか?

私 :ん? 名前?
私 :これ私の名刺ですから。どうぞ。

警官:お住まいは大阪の何区ですか?

警官:今、トンネル工事をしてましてね。
私 :石ぐれ峠のバイパスですね。
警官:ええ、これが完成すると、大型車も通行が出来るようになりますから、永源寺地区にかなり車が入ってくる事になって、行楽の人も増えるので、色々対策を、、、。


名前を聞かれた事には少し戸惑いを覚えましたが、着替えのため、開けっ放しの車のトランクを何気に覗き込んでいましたので、また何かあったら協力してほしいという事もふまえて、俗に言う職務質問を兼ねていたのでしょう。

fudou.jpg
序盤の滝:愛知川支流


投稿:Blue-river | June 27, 2007 10:19 PM | 感想 (0)

永源寺東部の山間地

奥深い鈴鹿山麓の山里、佐目町より東部は携帯電話の電波が届かない不感知地域でしたが、ようやく 君ヶ畑町、蛭谷町、箕川町、政所町と、仮称・木地師やまの子の家(旧皇学園、蛭谷町)の五カ所に基地局が設置されたようです。

滋賀報知新聞記事 永源寺東部に携帯電話5基地が開局

都会ではマンションやビルの屋上に設置されている基地局ですが、電磁波等の問題で地代を受領できるといっても、なかなかうまく折衝出来ない地域もある反面、歓迎される事も珍しいでしょう。

携帯電話が通じた事で、御池川流域で不慮の事故や緊急時に何かと便利になる面がある事は事実、嬉しい事ですが、谷間の奥や美しい渓流で、電話片手に大声で話しながら釣りをしている姿などは、絶対に見たくないものです。

明日からいよいよ梅雨でしょうか。


投稿:Blue-river | June 12, 2007 07:49 PM | 感想 (0)

2007 鈴鹿と山釣り WebVersion

2007山釣り紀行のページを更新しました。

40カット弱の写真をFlashを使い、描いてみました。
BGMを使用していますので、是非PCの音声をONにしてお楽しみ下さい。不要であれば、右下のSoundボタンでON、OFFも可能です。

web_2007.jpg

少し一息付きたい、気分転換に、そんな時コーヒーでも飲みながらご覧になってみてはいかがでしょう。
ファイルは3MBと少し重めですが、きっと、ゆったりとした時間が流れていると思います。

ごゆっくりと。

2007鈴鹿と山釣りWeb 源流の旅vol.1
Flash Movie 3MB


投稿:Blue-river | June 10, 2007 07:03 PM | 感想 (0)

源流から源流へ

雨などもあり、都合が合わず、昨日ようやく今年初めての山釣りに出向きました。
ウォーミングアップに浅い谷をと考えていたのですが、あまりの渇水状態に尾根を越えて鈴鹿奥座敷の入口まで旅をしてしまい、今日は筋肉痛で身体がロボットのようにガチガチになっています。
源流から尾根越えのツメでは息が上がりまくってヘロヘロで、林道へ上がる帰路の登山道では膝は笑い、足はガクガク、完全にバテバテでした。

しかし、心地よい谷の風、二次林の風景、源流のイワナなどが心を無の状態へと導いてくれた事は言うまでもありません。
どっぷりと鈴鹿の山と谷に浸った時間でした。

新調したアクアステルスラバーの沢靴は、乾いた岩では吸盤のような張り付き、尾根越え等ではなかなかの踏ん張りを見せてくれました。しかし意外に鈴鹿源流でもヌメゴケが多く、いきなり滑るあの感覚がなかなか掴みにくく、どういった岩の表面が滑って、どういう岩が滑らないのか、いまひとつ不可解で、ヒヤッとした事、数回、一度は豪快に転びました。長時間、山道などを歩くには良い代物といった所感です。
鈴鹿では源流スタイルの釣り人に最適で、尾根を越えたり、長時間歩く事をしないのであれば、フェルトとあまり差はないのかもしれません。

water_ff.jpg


投稿:Blue-river | June 07, 2007 08:40 PM | 感想 (0)